ニュース

【ニュース】ベトナム、法改正で炭素クレジット市場を本格解禁

— カーボンプロジェクトの新たなチャンスが東南アジアに広がる —

2025年6月9日、ベトナム政府は「政令第119/2025/NĐ-CP」を公布し、同国における炭素排出プロジェクトに関する法制度を抜本的に整備しました。これにより、ベトナム国内における炭素クレジット市場が正式に解禁され、国内外の企業によるカーボンプロジェクト参入の道が大きく開かれました。


■ なぜ今、ベトナムなのか?

ベトナムは国土の約42%を森林が覆い、カンゾーのマングローブ林だけで年間100万~500万トンの炭素クレジットを創出できる潜在力を持つ国です。

これまでは、排出量の測定や検証、収益の分配といった制度設計の不透明さから実用化が進みませんでしたが、今回の法改正により、運用ルールと制度基盤が明確化。投資環境としての信頼性が格段に向上しました。


■ 新制度のポイント

  • 登録・運用要件:合法的に登録された組織のみが炭素プロジェクトを開発・運用可能。
  • 収益配分:クレジット販売による収益は森林所有者に還元され、森林保全に再投資。
  • 売買ルール:販売後の再譲渡は禁止。取引の透明性と追跡性が担保されます。
  • 市場の枠組み:2025年以降、電力・鉄鋼・セメント業界を対象とした排出枠取引がスタート。
  • 国際連携:ASEAN域内および国際市場との接続も視野に入れた運用を準備中。

■ 企業にとってのチャンスとは?

この法改正は、投資先としてのベトナムの信頼性を一段と高めるものです。森林を基盤とした炭素プロジェクトは、今後のESG経営やネットゼロ戦略に欠かせないアセットとなる可能性を秘めています。

今参入することで、

  • 他社に先駆けた排出権確保
  • 事業収益と社会的評価の両立
  • 将来的な海外クレジット市場での競争優位

といった多くのメリットを享受できます。


■ すでに準備を始めている企業も

カーボンゼログローバルでは、ベトナムにおける森林系カーボンクレジットプロジェクトの開発・運用支援を行っております。現地パートナーや森林保有者とのネットワークを活かし、プロジェクトの立ち上げからモニタリング、クレジット発行までを一貫してサポートします。


■ 今すぐご相談ください

ベトナムの制度は始まったばかりですが、早期参入が最も大きなリターンを生み出す鍵です。
ご関心のある企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。

📩 お問い合わせはこちら
📞 カーボンゼログローバル株式会社

ボタン:ページtopへ移動