カーボンクレジット予約権と、遠くの家族への小さな支え
最近、私たちは「環境のため」と言われる取り組みに参加するとき、
どこか遠い世界の話のように感じてしまうことはないでしょうか。
カーボンクレジット予約権も、その一つだと思います。
自分の資産形成のため、将来の安心のために参加している
多くの方がそう思われるかもしれません。
私自身も、最初はその意識が強くありました。
しかし、時間が経つにつれて私は気づいたのです。
カーボンクレジット予約権を通じて私たちが行っていることは、
単に「自分のため」ではなく、
遠く離れたベトナムの人々の暮らしや働き方を
間接的に支えているのだということに。
背景には大きな課題があります。
ベトナムの農業や森林は、世界の環境と経済の双方に深く結びついています。そこで働く人々は、自分や家族の生活を守るために日々懸命に働いています。
しかし、その努力が十分に評価されず、安定した暮らしにつながりにくい現実がありました。
カーボンクレジットの仕組みは、
この状況を少しずつ変えようとしています。
環境に資する活動が「価値」として認められ、その価値が広く共有されることで、現地で暮らす人々の生活がより確かなものへと近づいていくのです。
私はここに、強い確信を持っています。
カーボンクレジット予約権に関わる人は、
自分のことを中心に考えているようでいて、
実際にはベトナムの人々やその家族の生活を陰ながら支えているのです。
目の前の取り組みのように見えて、実はその先に「人の生活」がある。
私たちは意識せずとも、誰かの暮らしの安定や家族の笑顔に貢献しているのです。
これこそが、私が信じる未来のあり方です。
環境への取り組みと、自分の生活の安心と、遠くの国の人々の暮らし。
この三つがバラバラではなく、一つにつながっていく世界。
その実現のために、私はカーボンクレジット予約権という仕組みに挑戦しています。
具体的に言えば、私が取り組んでいるのは「想い」と「仕組み」の重なりです。
環境に良いことをしながら、自分も安心を得る。
そしてその安心が、現地の人々の暮らしを少しでも支える形になっていく。
この流れを広げていきたいと考えています。
皆さんにお願いしたいのは、
どうか「これは自分のため」とだけ考えず、
その先にいる人々に思いを馳せていただきたい
ということです。
あなたの参加は、目に見えないところで確実に人を支えています。
カーボンクレジット予約権は、単なる取り組みではありません。
それは人を支える仕組みであり、未来を形づくる道具です。
私たち一人ひとりが「参加する」という小さな選択を積み重ねることで、環境も、社会も、人の暮らしも少しずつ前に進んでいくのだと信じています。
どうか一緒に、この大きな流れをつくっていきましょう。