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「モチベーションが上がらない」——それは自分のことしか考えていないからかもしれない

何のために仕事をしているのか

最近、「仕事のモチベーションが上がらない」という声をよく耳にします。
働く意味を見失い、毎日をこなすだけの時間になっている——。
そんな感覚を持つ人が増えているのかもしれません。
私自身、若い頃は「生活のために働く」という考えに共感していました。
お金を稼ぐことは悪いことではなく、むしろ生きる上での責任だとさえ思っていました。

しかし、長く仕事に向き合う中で、私は次第に「それだけでは続かない」と感じるようになりました。

「誰かのため」に働くという原点

仕事というのは、本来「自分のため」だけで完結するものではありません。
お客様、仲間、家族、そして社会。
自分以外の誰かに価値を届ける行為こそが「仕事」だと思うのです。

人のために働くと、モチベーションという言葉は不要になります。
「誰かの役に立っている」「誰かが喜んでくれている」——。
この実感こそが、どんな報酬よりも大きな原動力になります。

一方で、「モチベーションが上がらない」という人は、往々にして「自分のこと」しか考えていないように思えます。
給料が低い、評価されない、時間がない……。
それはもちろん大切なことですが、視点が「自分中心」に留まっている限り、仕事は苦痛になってしまいます。

日本や社会のために働くという意識

私は今、「誰かのため」からさらにもう一歩進んで、
「日本のため」「社会のため」に働く人を増やしたいと考えています。

私たちの社会は、経済的な豊かさを手に入れた一方で、
「心の豊かさ」を失いつつあるように感じます。
効率、利益、スピード——。
その裏で、人と人との信頼や思いやりが薄れている。

だからこそ、私たちがもう一度「誰かのために」「社会のために」働くという原点に立ち返る必要があります。
一人ひとりがその意識を持てば、職場も、地域も、そして日本全体も、必ず良い方向へ変わっていくはずです。

私自身の信念とこれから

私自身、事業を通じて常に「ギブ(与える)」という精神を大切にしています。
自分の利益よりも、まず相手の利益を考える。
短期的に見れば遠回りに思えることでも、長期的には必ず信頼と成果として返ってくる。

それが“仕事の本質”だと確信しています。

これからの時代、「稼ぐ力」よりも「与える力」が問われるでしょう。
そして、そうした人々が増えるほど、この国の未来は明るくなります。

最後に — 共に考えたいこと

「何のために仕事をしているのか?」
それは誰にとっても、一生のテーマかもしれません。

生活のために働くことはもちろん大切です。
しかし、その先に「誰かのため」「日本のため」という想いを一人でも多くの人が持つようになれば、
仕事は義務ではなく、使命に変わります。

私はそう信じています。
そして、同じ志を持つ仲間と共に、社会を少しずつでも良くしていきたい。

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