ベトナム森林由来カーボンクレジット創出事業レポート

カーボンゼログローバル株式会社が推進するベトナム森林由来カーボンクレジット創出プロジェクトは、
現地パートナー企業のInfinity Invention.JSCは現地政府との連携を強化しながら、国際認証・植栽作業・市場戦略のすべてが順調に前進しています。
2025年11月時点では、政府の最新政策の確認を終え、現地での作業が再開。
また、国際市場での早期価値確定に向けた具体的な取り組みも本格的に動き出しています。
投資家の皆さまにとっても、プロジェクトの信頼性・透明性・継続性が一層明確になった月となりました。
― ベトナム政府が「正式運用は2029年」と明言 ―
政府主催:カーボンラベリング技術ワークショップ(2025年11月5日)より
ベトナム政府は最新の発表で、国内カーボン市場の準備・試験段階を2028年までとし、
正式な市場運用は2029年に開始される見通しを明示しました。
これは、取引の信頼性と透明性を高めるための慎重で堅実なステップです。
(出典:ベトナム政府・気候変動局 技術ワークショップ/2025年11月5日)
この動きを受け、
現地パートナー企業のInfinity Invention.JSCは専門家グループ「Vietnam Carbon Network」に正式加盟。
現地政策の変化を常に先回りして把握できる体制を構築しました。
また、国内市場の整備を待つ間も、国際市場での早期登録と価値確定を最優先課題とし、
海外のカーボン取引機関や国際認証団体との連携を加速しています。
■ 国際認証取得への着実な進展
本プロジェクト(総面積50ヘクタール)は、FSC-FM認証(森林管理認証)の実施合意を完了しています。
現在、FSC・EUDR・ISO14064-1など複数の国際認証を比較検討し、
投資家の皆様が保有する権利の価値を最大化できる最適な認証パターンを社内で慎重に評価中です。
これにより、将来的に発行されるカーボンクレジットは国際的な信頼を得た「高品質クレジット」として取引される見込みです。
■ 現地(植栽)作業:安全・計画通りに再開
ベトナム中部では雨季が明け、作業環境が整ったため、
5ヘクタール分の草刈りを完了し、1ヘクタールで焼却処理を実施中です。
現地チームは、環境保全に配慮した工程管理のもと、
来月からの植栽フェーズに向けて着実に準備を進めています。
また、現場映像や作業報告は毎月社内で確認し、
透明性のあるプロジェクト運営を徹底しております。
■ 政府機関・取引所との連携体制も強化
現地パートナー企業のInfinity Invention.JSCはベトナム政府(気候変動局)への公式書簡送付を完了しており、
国内取引所(CCTPA)とのオンライン会議要請も実施済みです。
現在は各機関からの正式回答を待ちながら、継続的なフォローアップを進めています。
このように、公的機関との協議を重ねながら透明性の高いプロジェクト運営を実現しています。
■ 国際市場での上場準備も進行中
国際登録支援機関VNEEC(Vietnam National Energy and Environment Corporation)と協力し、
カーボンクレジットの国際基準登録に向けた技術的な調整を進めています。
さらに、世界的なカーボン取引プラットフォームACXやXpansivへの上場に向けて、
必要書類の整備および技術審査への対応も進行中です。
これにより、世界市場で取引可能な「価値の高いクレジット」として流通する道筋が明確になりました。
■ 今後の見通し
今月のベトナム政府発表により、国内市場整備と国際市場戦略の両立という弊社方針の正当性が明確になりました。
現地では作業が再開し、森林の成長とともにクレジット創出の基盤がさらに強化されています。
今後も、Carbon Zero Globalは国内外の制度や市場機会を最大限に活かしながら、投資家の皆様の利益と信頼を守る運営を続けてまいります。
🌏 Carbon Zero Globalの使命
私たちは「地球環境への責任」と「投資家への価値提供」を両立させることを使命としています。
現地での誠実な活動を通じて、安心・安全・持続可能な投資モデルを実現していきます。
次世代に、より豊かで持続可能な地球を引き継ぐために——。

