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「2025年もあと2ヶ月」──大人になると、なぜ時間はこんなにも早く感じるのか

■ なぜ時間は早く感じるのか

心理学的には「ジャネーの法則」という言葉があります。
年齢を重ねるほど、1年が自分の人生に占める割合が小さくなるため、体感的に短く感じるというものです。
しかし私は、単に「年齢のせい」だけではないと感じています。

大人になるほど、私たちは「考えること」「決めること」「背負うこと」が増えます。
毎日、仕事や家族、社会の中で多くの選択を迫られながら、気づけば“今日を生きること”よりも“明日を間違えないこと”に意識が向いている。
そんな日々を続けるうちに、時間は「味わうもの」から「管理するもの」に変わってしまうのかもしれません。

■ 私が気づいた「時間との向き合い方」

数年前、私はあるプロジェクトの立ち上げで、昼夜を問わず働き続けた時期がありました。
結果として事業は軌道に乗りましたが、振り返るとその期間の「記憶」があまり残っていません。
忙しさの中で、心がどこか置き去りになっていたのです。

その時、私は痛感しました。
ー時間を早くしているのは、自分自身だーと。

何かを成し遂げることは素晴らしいことです。
けれど、もしその過程で「今」を感じる余白を失ってしまうなら、それは持続しない。
だからこそ私は、「未来を描く力」と同じくらい、「今を感じる力」を取り戻すことが大切だと考えています。

■ これからの2ヶ月をどう生きるか

2025年も、残りわずか2ヶ月。
この短い期間を、ただ“過ぎる時間”にしてしまうのか、
それとも“積み重ねる時間”に変えていくのか。

私はこの2ヶ月を、これまでの「走り続ける時間」から「整える時間」にしたいと思っています。
仲間と語り、心を整理し、自分の信じる方向をもう一度見つめ直す。
そして、新しい年を迎える時には、ただの“年越し”ではなく、“新しい始まり”を実感できるように。

■ 最後に

時間は誰にとっても平等に流れています。
しかし、その意味をどう感じるかは人それぞれです。
もしあなたが今、「一年が早い」と感じているなら、それはきっと“人生が動いている証拠”でもあります。

だからこそ、焦らず、誇らしく、一日一日を丁寧に生きていきたい。
私自身も、この2ヶ月をそんな思いで過ごしていくつもりです。

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