不確実性を受け入れた瞬間から人生は動き出す
未来は当てられなくても、掴むことはできる

最近、私たちはこれまで以上に「予測の難しさ」に直面しているように感じます。
投資はもちろん、ビジネスでもキャリアでも、正解がどこにあるのか分からない。
どれだけ情報を集めても、どれだけ根拠が揃っていても、「結果がどうなるのか」は最後まで誰にも分かりません。
この不確実性を前に、多くの人が立ち止まり、動くことに迷いを感じています。
しかし私は、それこそが現代を生きる上で最大の壁であり、同時に最大のチャンスだと捉えています。
■ 不確実性は避けられない。その前提に立てるかどうか
私たちが生きる今の社会は、テクノロジー、経済、価値観の変化が連鎖し合い、数年前には想像もしなかったスピードで動いています。
一つの変化が別の変化を呼び、それがまた全体に波及する。
そんな構造の中では、「根拠」や「正しいデータ」だけに頼った意思決定は限界があります。
なぜなら、
どれだけ正確な情報を揃えても、その情報が正しく機能する保証はどこにもないからです。
では、私たちはどうすればいいのでしょうか。
私は、不確実性を「恐れる」のではなく、
不確実性を理解した上で“走り続けること”が勝敗を分けると考えています。
■ 根拠があっても勝てない。根拠がなくても掴めることがある。
私自身、これまで多くの挑戦をしてきました。
そしてその中で痛烈に感じたのが、
「根拠があれば成功する」という幻想ほど危険な考えはないということです。
もちろん根拠は必要です。しかし、根拠は未来を保証しません。
逆に、根拠が曖昧でも、挑戦し続けたことで予想を超える成果を掴めた経験も多くあります。
要するに、
成功を決めるのは“予測の精度”ではなく、“変化への反応速度”です。
未来を完璧に予測できる人はいません。
しかし、変化が起きた瞬間に動けるかどうかは、自分で磨けます。
■ 私が大切にしている「意思決定の速さ」
投資でもビジネスでも、私はいつも同じ姿勢で臨んでいます。
「大方勝てる」と判断したら全力で乗る。
そして少しでも負け筋を感じたら即撤退する。
それは臆病だからではありません。
未来は当てるものではなく、
“行動しながら掴んでいくもの”だと分かっているからです。
この世界では、考えすぎて動けなくなることが最大の損失になります。
意思決定の速さは、単なるスピードではなく「生き方」そのものです。
■ 不確実な時代にこそ、“動ける仲間”を増やしたい
私はこれからの時代を、「動くことで未来をつくる時代」だと考えています。
もちろん、私ひとりでできることには限りがあります。
だからこそ、同じ視点を持ち、同じ地平を見つめながら、
不確実性を受け入れ、それでも動き続ける仲間が必要です。
私たちが目指すべき未来は、
“予測が当たる世界”ではありません。
“変化した瞬間に自分の足で掴みにいける世界”です。
もし今、何かに迷っている方がいるなら、私はこう伝えたいです。
未来は当てられなくても、掴むことはできる。
そのために必要なのは、完璧な根拠ではなく、一歩を踏み出す勇気と、動き続ける意志です。
これからも、共に未来をつかみにいきましょう。

